英単語ボキャブラリービルディングの一つのメソッドの一つに、語源の知識を駆使して学問的に覚えていく方法があります。
実は私はこのやり方そんなに好きじゃありません(=o=;)単に邪魔くさいからです。
こちらの記事で書いたように、音で覚えていくやり方が一番簡単だし何の苦労もいらないからです。
英単語はCDをトルネードのごとく、ぐるぐると高速で何度も聴いていくのが最も楽で速い覚え方。英単語を脳に吸い込ませるイメージがちょうどぴったりかな~。
もともとアルファベット26個で政治、経済、文化、恋愛何でもかんでも語ってしまう音声言語な英語は、その音の中に意味を宿していて、それを感じながら脳みそにペタペタ貼り付けていくのが1番理にかなったやり方だと思います。
でもでもこのやり方は私のような英語を何時間聴いてようが苦にならない人に限定されるかもという弱点があります。
というのは、私の友人曰く、『あの英単語CD寝る前に聴くようにしてから、よ~寝れるようになったわ〜』などとほざく人を生み出すだけかもしれないからです。なにを睡眠導入剤代わりに使っとんねん!っということですが、まーそんなもんでしょう。
ところで英単語の接頭辞、接尾辞の知識を使って効率よく英単語を覚えていく方法論に関する本は結構たくさん出版されています。私も10冊ほどあれこれと読んだものです。
入門書的なものとしては竹岡広信さんの
竹岡式 ルーツで覚える英単語 | ||||
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関正生さんの
世界一わかりやすい 英単語の授業 | ||||
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が読みやすいと思います。
関さんの本は全体の数章が語源で覚えていく方法論にあてられています。
数多い類書の中で私がめっちゃ気に入っているのがこちら。
語根中心英単語辞典 | ||||
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ジュンク堂書店で棚の一番下の端っこにおいてあったこの本を見た瞬間、ただならぬ存在感を感じ、手にとって見たところ、あっこれは読まないと思わせる説得感がありました。
もうずいぶん前に買ったので何年前かは覚えていませんが、通算4,5回は読み返していると思います。
この本のまえがきにこういう記述があります。
本書には英語の語根を見出し語として、それぞれの見出し語根を共有する英単語が収録されています。語根については造語力が高く、そして、ここに取り上げられている英単語はすべて、活用度、使用頻度の高いものばかりです。
まったく新しい方法ですが、本書では縦線によって、語根と接頭辞、接尾辞がそれぞれ区分されています。これは、語根を核とした英単語の構成をより具体的に示すためです。
上記にある、縦線によって〜区分とあるようにこのレイアウトがとても見やすく、一つの英単語を構成するパーツを感じながら、ビジュアルに脳みそに焼き付けていけます。とても手のかかった構成でこの本の著者瀬谷廣一氏には只々リスペクトです。
本屋さんで見かけたときは、ぜひ一度手にとってそのエレガントなレイアウトを実感してみてください。
この本の第一部『接頭辞と接尾辞』を私が一枚のレジュメにまとめたものがこちら。
音で英単語を覚えることにしっくりいかない人達には、こういう英単語の覚え方もあるんだよということを説明したうえで、先ほど上げた竹岡さんや関さんの本を読んでみることを薦めています。
えっ『語根中心英単語辞典』は?
この本はどちらかと言うと、私のように英語マニア、英語を教える立場にある人にはオススメしますが、その厚さ、値段ゆえ一般においそれとは気安くレコメンドできません(-.-)
いろんなパーツが組合さって英単語が完成されていく様子は私にとってはレゴ・ブロックを連想させますね。
⬇こんな感じ。『ヒレル・クーパーマン:大人のためのレゴ』
ヒレル・クーパーマン:大人のためのレゴ | Video on TED.com
さーではではどんどん英単語を脳内でひっつけていって、ドバイにそびえ立つブルジュ・ハリファにも負けないくらいの英単語ボキャブラリービルディングをやっていきましょう。
それでは今日はこのへんで。