Appleのイベントはもうご覧になられましたか?ついにAppleが教育の分野にも本腰をいれてくることが見てとれる記念すべきイベントでした。
洗練されたミニマルな美しいAppleの世界観が、十年一日埃にまみれた教育の世界までをも変革していくことになるのかと思うとなんかワクワクします。
まだご覧になっていない方はパソコン、iPhone、iPadどれでもいいので早速iTunesにLet's Goですよ。
こちらは広報用動画。
以下はiPadからアクセスする場合。
1番上をタップ。
keynoteのアーカイブも随分溜まってきましたね。それぞれ思い出深いな〜。
約1時間の公演で、オーディエンスからの黄色い声満ち溢れる、高揚感に包まれた新製品発表時の雰囲気とは違い、ちっとアカデミックな感じのするkeynoteでした。それは何と言ってもAppleによるeducationの再構築宣言の日だったからに他なりません。
下のスライドでは今の教育現場が抱える問題点が、ところせましと並んでいます。
イベント冒頭から登場したワールドワイドプロダクトマーケティング シニアバイスプレジデントを務めるフィル・シラー氏はこれらの問題をたった一つの会社だけで解決するなんてことはできないとした上で、Appleが貢献していくターゲットとしたのが、
『Student engagement』
この表現にピッタリくる日本語は難しいですね。この後続くフィル・シラー氏の説明とスライドに映し出される学生達の姿を見て感覚的にあーそういうもんかって理解しておきましょう。
そしてこのイベントで発表されたのが以下のAppleによる2つの教育
reinvent
です。おっ━━━━!!!!!
iBooks2と
iTunes U appによる新しい学習体験、ドキドキワクワク感の提供です。
私は早速イベントの中で紹介されていた こちらの『Life on Earth』をダウンロードしました。1G近くあるインタラクティブな本がなんと無料です。
高校生物学のテキストとして編纂され現在2章まで完成しています。最終的には9セクション、41チャプターにまで成長していくそうです。その冒頭2章分がお試しでfreeということになっているわけですね。
ライブラリに収まった『Life on Earth』をタップするといきなり動画がスタートし、あっという間にこの本の世界に引きずりこまれます。その後約30分間ほど時の立つのも忘れあれこれいじってました。
動画あり、
本の中の写真をニョキット持ち上げたりと楽しいギミックがてんこ盛りです。
iPadを縦にするとフォントサイズの変更もできてじっくり本文を読むのにピッタリ。
戻す時は左上にある×印をタップするよりもピンチインでやる方が楽しいですよ。
と持ち場にもどっていきました。
『Life on Earth』を読みながらふと昔母親に買ってもらった分厚い昆虫図鑑を、無我夢中で読んでいた頃の記憶が蘇りました。
もう気分はこの音楽。
iPadを縦にしたり、横にしたり、ピンチイン、アウトといった物理的な動作を加える読書によって、子供の頃の私にタイムスリップできたのかもしれません。
そういえば昨年にアップされたTEDの動画に次世代デジタルブックの到来を告げるものがありましたね。おっこれだ。
マイク・マタスの次世代デジタルブック | Video on TED.com
なんか大学生に戻った気分です。business-orientedな私が選んだのは、
コースによってはテキストなどの補助教材がついていたりと至れり尽くせりです。
まだローンチしたばかりのiBooks2&iTunes Uですがこれからの動向に目が離せません。
それでは今日はこのへんで。