とある場面が設定された中でのAさんBさん、時にはCさんDさんが登場してのダイアログ形式での英会話学習教材というのはそれこそ巷にあふれるようにあるわけです。スキットの中に重要表現が散りばめられていてさ~何度も聴いて読んで覚えるのだー!というもう昔からある形式の教材群ですね。
私はこの手の人工英語教材には見向きもしません。何度聴いたところで覚えれないと経験でしっているからです。
今回ご紹介するアプリがこの手のものとちょっと違うのは、構成がダイアログ形式という点ではこれまでのものと何ら変わりはないのですが、英語を口に出す前に頭をよぎる雜惑の日本語音声が収録されている点です。
総時間数で言うと、はっきり言って英語表現を覚えるのにはどうでもいいこの日本語つぶやき音声の収録時間のほうが長いんじゃないかと(*_*)思えるような、かなり思い切った挑戦をしているアプリです。個人的にこういう尖った発想から生まれ出される商品大好きです。
ではではちょっと中身をみていきましょう。
発売元からのメッセージにこうあります。
英語が苦手な久美子がニューヨークで繰り広げる様々なエピソードを英語で学習。
ドラマのようなストーリー&雑誌のようなオシャレな写真満載だからスタイリッシュに楽しく勉強可能!
このアプリの主人公久美子さんのように、初めて英語圏の国に飛び込んでいった時、自分に投げかけられる様々な英語の質問に答える際オドオドしますよね。
いったん頭の中で"えっ!この人が今使った表現習ったことないけど、単語的にたぶんこういうこと言ってるちゃうんかな〜" なんて思いがさっと頭をよぎってから、恐る恐る自分で考えた英語を口にしてみるというドキドキの連続で。
このアプリの面白さはその心のドキドキ感を表現した日本語を収録している点です。
さらに久美子さんの英語も思いっきりジャパニーズEnglishな感じで、まともな英語が聞こえてくるのは、久美子さんが出会うアメリカ人たちが話す英語だけというラディカルさ!
それが逆に功を奏し、あっ!わかる、わかるとニューヨークで奮闘する久美子さんに感情移入していくという心理的に大変優れた構成になっているアプリであることに気づきます。なんかロールプレイングゲーム的要素が入っているというか。
ではでは早速内容をみていきましょう。
⬇各シーンの冒頭にはこんな美しい写真が目に飛び込んできます。
⬇画面をタップすると下の方にサムネイルが現れ好きなシーンから学習OK!
⬇メイン画面
この画面に見える日本語が久美子のひとりごと。これがまるまる収録されています。
⬇右下に3個並ぶ四角形のうちピンク四角タップで久美子の英語スクリプトが消え、
⬇白四角タップで久美子のひとりごとが消えます。全部消すとこんなそっけない画面に。
⬇右上のリストボタンからでもお目当てのシーンにジャンプすることができます。
⬇シーンスクリプトの中に時々出てくる水色の英文をタップすると
⬇その表現が使われている英文が掲載されています。重要表現ということでまるごとインプットしていきましょう。
⬇そんなこんなで一つのシーンが終わりまで来ると、左下の丸ポチが一個右に移動し、久美子さんが話した英語(黄色の長方形で隠れている部分)を言ってごらんとばかりに、ネイティブスピーカーの音声がスタートします。
⬇それが終わると右端に移動し、もう一度このシーンのおさらいということで、久美子さんのひとりごとなしの英文が流れてきます。仕上げのシャドウイングとして使うといいでしょう。
⬇ひと通り学習し終えたら2回も、3回も久美子さんのひとりごとを聞いているわけにもいきません。
ということでホーム画面の左下only soundをタップしましょう。
⬇こんなふうに全シーンの英文スクリプトだけを連続再生出来る画面が用意されています。
このアプリのパート2までやってみて思ったのは、純粋に英語表現だけを覚えるのであれば全く不要に思える久美子さんのひとりごとが、実はそれぞれのシーンにおいて久美子さんが話していた英語を自分の頭の中で再生する場合に非常に役立つということです。久美子さんのひとりごとがトリガーとなり、確かこんな英語英語喋ってたよねーという感じで記憶から引っ張り出しやすくする役割を担っている感じです。
なんか目の付け所が新しい英語アプリ「Style English」この不思議感ぜひとも試してみてくださいね。
それでは今日はこのへんで