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プレゼンターJulian Treasure氏が教えてくれた “listening” の深───い世界。あなたはこのプレゼンで “listen to” の本当の意味を知ることになる。(゚o゚;;

更新日:

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Julian Treasure: 5 ways to listen better | Video on TED.com

#TED プレゼンターJulian Treasure氏が耳と音について知っておかなければならないことを、7分間のプレゼンにギュッと詰め込んで、心地良いリズムの英語で伝えてくれます。 http://bit.ly/gF5Ywg - いつもそこに英語がいた (^^♪ inspired by TED

前回といい今回といいJulian Treasure氏のプレゼンはスライドや効果音がとってもクールでオシャレなのが印象的です。下のような本も出されています。本当にサウンドをとことんまで追求されている方なんですね。

Julian Treasure
Management Books 2000 Ltd 2007-03-14
¥ 2,694

 

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さて人間は話の内容のどれくらいの割合を頭に留めるのでしょうか?Julian氏によれば、

We spend roughly 60 percent of our communication time listening, But we're not very good at it. We retain just 25 percent of what we hear.

耳に留めて “retain” お持ち帰りする割合はほんの25%。ところで “listening” とは実際のところ、どういう行為を指す言葉なのでしょうか?Julian氏はこう定義されています。

Let's define listening as making meaning from sound. It's a mental process, and it's a process of extraction.

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“ extraction” は抽出ですね。エキスというカタカナ語でお馴染みです。hearと違いlisten というのはそれなりのプロセスというのが存在するようです。
このlisteningを処理する人間の能力をJulian氏は3つ挙げられています。
1つ目が “pattern recognition. ” そして、“ Differencing” 最後に “ a whole range of filters” です。

1つ目のパターン認識ですごくわかりやすい例が、

We recognize patterns to distinguish noise from signal, and especially our name.

どんなにザワザワしていている場所でも自分の名前だは何故か、相手の声が真空を通ってくるかのごとく、耳に入ってきますね。

3番目のフィルターとは何でしょうか。色んなものがあります。
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ほとんどの人はこれらのフィルターには気付いていないということだそうですが、

These filters take us from all sound down to what we pay attention to

ありとあらゆる音の中から、私達が注意を向けている音へと誘ってくれる大切な役割をしています。
Julian氏は上記スライドの
フィルターの中から “ Intention” を取り上げて説明してくれています。その内容はお茶目なお笑いポイントになっているのでご自身でお確かめ下さいね。

we're losing our listening.

とありますように私達は聴くという行為を失いつつある時代に生きています。

様々な録音機器があるので、まっ、後から暇な時に聴けばいいやという感じになっちゃいますよね。
それをJulian氏はこんな英語で表現されています。

The premium on accurate and careful listening has simply disappeared.

そして何より今の世の中とにかく騒がしい(//∇//)

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〜it's just hard to listen; it's tiring to listen

ちっと繁華街に出れば不協和音 “cacophony” が四方八方からあなたに襲いかかります。

そして私達自身も、

We're becoming impatient. We don't want oratory anymore, we want soundbites.

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雄弁術 “ oratory” から気の利いた一言発言 “ soundbites” がもてはやされるご時世なわけです。元小泉純一郎首相はsoundbitesの天才でしたね。

私達がlisteningする力を失って行く先にある社会とはどういう感じなのか?

〜a world where we don't listen to each other at all, is a very scary place indeed.

そうとっても恐ろしい “ scary” 世界が待っています。
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なぜなら、
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Because listening is our access to understanding. Conscious listening always creates understanding.

きちんと相手の話に耳を傾けてこそ理解というものが生まれるからですよね。

そこでこの “conscious listening” を向上させるためにJulian Treasure氏は5つのexercisesを紹介してくれてますよ。

  1. silence
  2. mixer
  3. savoring
  4. listening positions
  5. acronym

最後のacronymは頭字語のことですね。各単語の最初の頭文字を組み合わせた語のことです。USA、NATOとか。ここでは、RASAというacronymを紹介されています。

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RASA stands for Receive, which means pay attention to the person; Appreciate, making little noises like hmm, oh, okay; Summarize, the word "so" is very important in communication; and Ask, ask questions afterward.

うーんどれも参考になります。特に自分が話をしている時、“making little noises like hmm, oh, okay” という反応をしながら聴いてくれる人(日本語だとさんまさんみたいに人の話を聴いてくれる感じでしょうか)とは何分でも喋ってしまいますよね。

Julian Treasure氏はプレゼンの最後こんな事を仰っています。

〜transform the world in one generation to a conscious listening world -- a world of connection, a world of understanding and a world of peace.

この目的を達成するためには、

〜let's get listening taught in schools,

と学校できちんとlisteningというものを教えていきましょうと提案されています。
ここは便利な動詞、getが、
get OCの5文型で使われています。

listeningっていうのは奥が深いなーとマジマジと実感したJulian Treasure氏のお話でしたね。ということで、
スムーズなスライドのトランジションに絶妙のタイミングで会場に流れる効果音。常に会場に視線を送りながら大きなジェスチャーでプレゼンを進めらるJulian氏とまったく微塵の隙もないパーフェクトなプレゼンでした。(^^)/~~~

 

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